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    事務所移転のお知らせ
    平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
    このたび弊社は10月3日をもちまして事務所を下記に移転することになりました。
    これを機に社員一同気持ちを新たにし、皆様のご信頼にお応えできるよう倍旧の努力をしてまいる所存でございます。
    今後とも一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

    新所在地:
    〒162-0802
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    株式会社 鷹書房弓プレス
    代表取締役 寺内 由美子


    (2016年9月吉日)
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  〈私〉の境界 二〇世紀イギリス小説にみる主体の所在
]津久井良充・市川 薫編著
[概要]想像力や未来への夢に揺さぶられて、言葉によって物語を作る〈私〉という主体を、〈私〉と他者との間に成り立つ「境界線」という場所で観る文学論集。〈私〉を取り巻く言葉や人間や社会について考えさせてくれる新しい切り口の19論文を所収。矢原繁長画伯の装丁もユニーク。 
[目次]
第T部 〈私〉を求めて――境界を越える作家たち
第一章 失語の迷宮――コンラッド『密偵』における「語り」の問題(津久井良充)
第二章 越境する少女たち――アンジェラ・カーターが語り替えた二つの物語(向井秀忠) 
第三章 怪異分身譚をめぐる「私」への恐れ――マージョリー・ボウエン「内なる猿」を中心に(伊達恵理) 
第四章 寡黙の豊饒――カズオ・イシグロの『遠い山なみの光』(谷田恵司) 
第五章 越境を拒む者たち――もうひとつの教養小説の系譜(市川 薫) 

第U部 見失われる〈私〉――言語意識の転換
第六章 言語による修復――イアン・マキューアンの『贖罪』(谷田恵司) 
第七章 幻視の海――コンラッド『ナーシサス号の黒人』における「視覚」の問題(津久井良充)
第八章 ジェイムズ・スティーヴンズの小説『金の甕』――作家としての自立と創作の方向性(高倉章男) 
第九章 破滅に向う芸術家の魂の輝き――『月と六ペンス』再読(清水 明)

第V部 〈私〉の解体――モダニズムのもたらしたもの
第十章 ゆれる意識の網のなかで――ヴァージニア・ウルフとモダニズム(田中淑子) 
第十一章 肖像写真とヴァージニア・ウルフ――未完の自伝「過去のスケッチ」を中心に(森田由利子)
第十二章 国家の行方――『ハワーズ・エンド』に変奏される愛と結婚の物語(市川 薫) 
第十三章 ジョージ・ムアの小説――『湖』とエグザイルの思想(高倉章男)
第十四章 垂直の時の彼方へ――『フランス海軍大尉の女』の謎を追う(岩上はる子)

第W部 〈私〉の変容――ホロコーストの後に 
第十五章 「負の遺産」が未来を拓くとき――受け継がれた『アンネの日記』(早川敦子) 
第十六章 「私」がビルマ体験で見たもの――ジョージ・オーウェルの「絞首刑」と「象を撃つ」をめぐって(清水 明)
第十七章 ポストコロニアリズムのもたらしたもの――ジェイン・オースティンと西インド諸島(向井秀忠) 
第十八章 初期ロレンスと優生学――『白孔雀』にみる帝国のイデオロギー(岩井 学)
第十九章 国外離脱者と故国――マイケル・オンダーチェ『アニルの亡霊』を読む (木下 卓) 

カバー装丁・扉イラスト<矢原繁長>

[ISBN]:978-4-8034-0495-1
[判型・ページ数]:A5判・392pp.
[税込定価]:3,780円

 

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