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事務所移転のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 このたび弊社は10月3日をもちまして事務所を下記に移転することになりました。 これを機に社員一同気持ちを新たにし、皆様のご信頼にお応えできるよう倍旧の努力をしてまいる所存でございます。 今後とも一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
新所在地: 〒162-0802 東京都新宿区改代町33-17 第2NHビル2F 電話:03-5261-8470 (変更なし) FAX:03-5261-8474 (変更なし)
株式会社 鷹書房弓プレス 代表取締役 寺内 由美子
(2016年9月吉日)
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<平和>を探る言葉たち 二〇世紀イギリス小説にみる戦争の表象
[編著]津久井良充・市川 薫 [概要]文系諸学の退潮に歯止めをかけるべくひとりでも多くの若い世代にそして未来に戦争の記憶を送りとどけんとする書。巻頭論文・巽孝彦 特別寄稿・早川敦子 詩と装丁・矢原繁長ほか14論文所収。 [目次] 巻頭 アーサー・C・クラークの内宇宙――人類の未来と平和・・・巽 孝之
第T部 戦争を予感する作家たち 第1章 得体の知れない、不気味な「他者」との遭遇――コンラッド『ロード・ジム』に見 る「失語」の経験を読み解く・・・・・・・・・・・・・・・・・・津久井良充 第2章 ケルト神話と想像力の復権――ジョージ・ムアの小説・・・・高倉章男 第3章 魔法の世界の崩壊――レベッカ・ウェスト『兵士の帰還』論・市川 薫
第U部 戦争を語り始める作家たち 第4章 D・H・ロレンスの描いた一九一八年――「切符を拝見」と「盲目の男」に刻まれた第一次世界大戦の傷跡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岩井 学 第5章 W・B・イェイツの「再臨」に見る終末のヴィジョン・・・・伊達恵理 第6章 ヴァージニア・ウルフと戦争――戦間期に描かれた「人生」のかたち ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森田由利子 寄せられた一篇の詩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・矢原繁長
第V部 戦争の記憶の中で 第7章 戦場の兵士に愛された小説――モーム『剃刀の刃』における読者の受容について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・清水 明 第8章 いびつで不気味な〈ユートピア〉――バージェス『時計じかけのオレンジ』に現れる全体主義への恐怖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・武井博美 第9章 帝国を駆けめぐる少年たち――J・G・バラード『太陽の帝国』へ至る冒険少年の系譜とハイパー・リアルの帝国・・・・・・・・・・・・・・・・・岩井 学
第W部 〈平和〉を探る言葉たち 第10章 記憶の再生と継承――パット・バーカー『再生』論序説・・・市川 薫 第11章 故郷喪失と帰属場所の不在――キャリル・フィリップス『はるかなる岸辺』の〈他者〉表象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・木下 卓 第11章 暴力の表象と平和の可能性――イアン・マキューン『土曜日』論
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・谷田恵司
特別寄稿 記憶の道標――「ホロコースト」を語ること・・・・・・早川敦子
[ISBN]:978-4-8034-0511-8
[判型・ページ数]:A5判・368pp.
[税込定価]:3,300円
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